蜷川実花さんといえば、独特の色合いの世界観をもつ写真家であり映画監督であり表現者として有名ですよね。
そんな蜷川さんがまだ無名だったころにたどり着いたメキシコで、彼女が見つけた境地というものを、テレビ番組のアナザースカイでとり上げていました。
今日は、そのお話がとっても素敵だったので書いてみようと思いますね♪
プロフィール
名前: 蜷川実花(にながわみか)
愛称: ニナミカ
生年月日: 1972年10月18日(44歳)
出生地: 東京都東久留米市
学歴: 多摩美術大学美術学部 グラフィックデザイン学科卒業
職業: 写真家、映画監督
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事をされているということで、とっても多才な方ですね。
個人的には、映画「さくらん」の色彩が本当に美しくて、とっても印象に残っています。
女性の目線でのこの世界を見ることができてとても興味深かったです。
蜷川アートのカラフル世界の原点♡
今から20年ほど前、ある賞を受賞した際にいただいた賞金で世界の撮影に出かけた蜷川さん。
そこで、メキシコのカンクン近くの島「イスラムヘーレス」と出会います。
その小さな島は、蜷川さんの世界観そのもののカラフルで可愛い街並みで、ずーっと楽しくてシャッターを押しまくっていたとか 笑
そこで、彼女は気づくのでした。。。
「私って、自分の半径10m以内のものばかり撮っている」、と(笑)。
ヒマラヤの麓の街に行った時も、遠くにどんなに立派な山が見えたって、ふもとのカフェのコップなんぞを撮影していたことに気づく蜷川さん。
その頃って、まだ自分の写真のスタイルが決まっていなくて、どんどん撮っていくうちに自分の求めているものが分かってきたそうです。
そうやって、撮っているうちに完成したのが写真集「baby blue sky(1999年発表)」。
こちらは、今回のメキシコ訪問で撮影したもの。
綺麗ですね。。。笑
今回はお子さんも同行されてということで、充実した旅だったようです♡♪
カメラのシャッターを切る時の思いとは?
撮影対象が「何なのかどういう意味があるのか」を突き詰めるように、シャッターを切ることを何度もこなしていきます。
どんどん数をこなして、被写体がそこにある意味や欲望などを知っていく作業。
まるで研究者のようですし、その過程が自由でのびのびしていて、いいですよね♡
彼女はプラスの気持ちが動いたときにシャッターを押すと決めているので、そう見えない作品でも、ポジティブなことがそこにはあると思っているのだそうです。
そして、彼女がすごくいいなと思ったとか、死ぬほど見せたいとか、結構自分がはいっていることがとても重要なことで、そこの純度を高めることが誠実に仕事をすることにつながっていると考えていらっしゃるようです。
そのあたりが、ポリシーなんですね。
私たちは、彼女自身のフィルターを通して写真を見るからこそ、見えていないようで見えている何らかの芸術性や深い意味合いを感じとることが出来るのかもしれない♡
蜷川さんの作風からいろいろ感じたこと♡
今回の記事はちょっと難しかったです。
というのも、メッセージがモリモリで自分の中で消化できそうにないかも~っていう内容の番組だったから。。。笑
こんな状態だから、やっぱり彼女の作品は写真一つにしても魅力的なんだなって思います。
最後に、彼女が言うことには「撮らなければはじまらない」のだそうです。
私も仕事でもプライベートでもいつも感じていたことですが、これって「動き出さなければはじまらない」ってことですよね。
いろいろ活動して、その意味をどんどん知っていきたいなって、あらためて考えさせてくれるいい時間でした♡