これまで朝食は食べないといけない、
いや、食べなくても問題ないなど、いろいろ議論されているのを耳にしてきました。
朝食についてアンケートをまとめたものによると、
どうやら朝食抜きはいいことなし、という結果がでているようで、なにやら気になりますよね。
今日はそのあたりを見ていきたいと思います!
学力と体力に良くない影響
農林水産省の5月30日に公表した報告書によると、
朝食をとらないことがある子供(小学生~高校生)は、12~17%程度いるようです。
小学6年生を対象に、朝食を食べているチームや全く食べていないチームなど、
4グループに分けて学力テストを実施したところ、
朝食を食べるチームより食べないチームのほうが、
点数が20~30%低いという結果がでて、
特に、算数では、もっとも点数の差が大きかったとのことです。
また、体力テストを受けた小学5年生についても同様に、
体力合計点と朝食との関係を分析してみたところ、
朝食を全く食べないチームと毎日食べるチームの差が、
男子で4・0点、女子で3・8点みられたということです。
算数や体力など、パワーのいる課題に取り組むときは、
特に事前にエネルギーを投入しておかなければ、対応力が低下しがちということかもしれないですね。
おなか空いていると、力がわいてこないですものね。
オフィスでは冷えながら働く女性が。
医学や栄養学の専門家で構成されている「腸温活プロジェクト」という組織によると、
朝食を食べる頻度が少ない女性は冷え性になりやすい
という調査結果を報告しています。
首都圏に住む20~40歳代の働く女性を対象に、調査をしたのですが、
朝食を食べている女性と食べていない女性を比較すると、
圧倒的に食べていないほうが低体温で、冷えに悩んでいるという結果が出たとのこと(2倍程度)。
20才代の女性によると、朝がもっとも冷えを感じる時間帯で、
朝食を食べる人も50%程度とのことなので、
午前中は低活動モードでお仕事に励んでいる人が多いということなんですね。
朝食を食べないといいことなし。
これらの報告により、朝食を食べない人たちは食べる人たちに比べ、
学力が2~3割低く、冷え性が2倍なりやすいという結果となっています。
やっぱり一日の始まりは、体を目覚めさせるためにも、
体に食べ物を取り込んでおいたほうがいいみたいですね。
逆に、朝食をとりたくない人や、あんまり空腹でない人は、
無理に食べなくてもいいのかもしれないけれど。
この調査は、おそらくグループでの平均値で結果を出しているんじゃないかなって思います。
朝食を食べなくても学力、体力がダントツの人もいるかもしれないし、
冷えないわ(笑)っていう女性もいると思います。
「こうなりやすい」という傾向として心の片隅に置いておいて、
朝食をとったほうが体の調子がいい人はちゃんと食べて、
食べない又は少量食べるぐらいが調子がいい人は
あんまり食べなくてもいいのかもしれないなって、個人的に思います。