第112回ツール・ド・フランスは、2025年7月5日(土)から7月27日(日)の期間に開催されます。
ツールドフランスという言葉はよく聞きますが実際の内容はどのようなものなのか見ていきたいと思いますね。
ツールドフランスの距離は?
年によって変動しますが、通常は約3,300kmから3,500kmの間に設定されていて、ツール・ド・フランス2025の総距離は、3,320kmとなります。
全21ステージで3,320kmで、各ステージの距離も日によって異なっていて、短いステージもあれば、200kmを超える長いステージのこともあります。
ツールドフランス2025の出発地やゴールは?
出発地は、フランスの都市「リール(Lille)」です。
ツール・ド・フランスの出発地は、毎年変わるのですが、これを「グラン・デパール(Grand Depart)」と呼んでいます。
また、ゴールはパリ、シャンゼリゼです。
ルートの特徴は?
今大会のルートには、様々なタイプのステージが組み込まれています。
平坦ステージのほか、ブルターニュ地方など、アップダウンのあるタフなステージが登場します(丘陵ステージ)。
ピレネーとアルプス(山岳ステージ)が勝敗のカギを握っていると言われていて、特に、ツールマレー峠やモン・ヴァントゥ、ガリビエ峠といった伝説的な峠が登場する可能性があって、相当な難所のようです。
選手たちには総合力が求められるステージになりそうですね。
トレーニング方法は?
3週間にも及ぶ長丁場のレースで圧倒的な持久力が必要とされます。
長い距離を一定のペースで走る「ロングライド」や、特定の心拍数ゾーンやパワーゾーンを維持するトレーニングを行います。
山岳トレーニングはもちろん、室内トレーナーを使った高負荷短時間インターバルや、特定の勾配でのパワーを維持するトレーニングなどを行います。
また、自転車に乗るだけでなくて、ジムでの体幹トレーニングや下半身の筋力強化も重要です。
適切な睡眠、マッサージ、ストレッチ、そして栄養管理が不可欠で、専属の栄養士がついているチームも多く、個々の選手に合わせた食事プランが立てられます。
気になる賞金は?
大会全体の賞金総額は、およそ230万ユーロ(日本円で約3億~4億円、為替レートにより変動)程度になることが多いようです。
個人総合優勝者には、近年ではおよそ50万ユーロ(日本円で約7千万円~8千万円)が優勝賞金として設定されています。
ツール・ド・フランスの賞金額は、他のプロスポーツと比較して低いと言われることもありますが、自転車ロードレース界においては最高峰の賞金レベルなのだそうで、選手やチームにとっては大きなモチベーションとなるようですね。
まとめ
・第112回ツール・ド・フランスは、2025年7月5日(土)から7月27日(日)の期間に開催される。
・2025年の総距離は、3,320km。
・出発地はフランスの都市「リール(Lille)」で、毎年場所が変わる。ゴールは、パリのシャンゼリゼ。
・ルートの特徴は、平坦、丘陵、山岳ステージ。
・トレーニング方法も、道路状況に合わせていて、かなりハード。
・大会全体の賞金総額は、およそ230万ユーロ(日本円で約3億~4億円)。
ツール・ド・フランスというのは、時間がとてつもなく長くて持久力を試されるダイナミックな競技なんですね。